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2011年09月23日

遠野日記12 9/9引っ越しボランティア

この日は引っ越し手伝いボランティア車(RV)遠野市のアパートに住んでいる方が釜石市の仮設団地へ引っ越すお手伝い。3tトラック運転手をということで運転好きは飛びついた。
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 実は引っ越しについて、その手段が無い依頼者の方が当初自治体へ相談したが「そういうことまではやっていない」とにべもなく断られたため、ご自分で遠野まごころネットを探し相談したのが事の発端らしい。まごころネット等のボランティアを探せなかった人はどうするのか?そもそも高齢者等でボランティアに頼ろうという選択肢を思いつく人がどのくらいいるだろう?

 住宅地の少し入った所のアパート。おじいちゃんおばあちゃんと40歳代の女性の方が居た。他のご家族は、仕事・学校かな。冷蔵庫・テレビ・洗濯機は「日本赤十字社」のステッカーが貼られた真新しいもの。その他にも無いことはないが一家のものとしてはとても少なく感じる荷物。「無駄な物が無い」感じ。

 男3人のボランティアで、仕事はサクサク進み正味3時間ほどで仮設に運び込み、洗濯機のホース直結まで終了(^.^)。

 終わりにと女性の方が我々3人に大きなおにぎりを2つずつくれた。中身が赤く滲んでいる。「具を一杯入れすぎて、ごめんなさい」と謝られたそれは筋子。
 こちらでは鮭を一本買って筋子は自前で油漬けにして豪快にご飯にかけて食う、という事を聞いていたので驚きはしなかったが強く握れば崩れそうなくらい筋子が詰まったおにぎり。情を感じた。
 運んだ荷物の中で食糧といえばお米が一俵入りの紙袋にもうあと6,7`くらいだろうか、その他はあまり気づく物が無かった。全部で6個のおにぎりを6人みんな1個ずつで分ければなんて考えが浮かんだのは帰路についてすぐ。自分が情けないながら心尽くしのおにぎりを頬張らせて貰った。
 本当に本当に本当に、美味しかった。

 往きのトラックの中でラジオをつけるとカントリーが流れてきた。その時初めてこちらに来て10日ほど音楽をちゃんと聴いていなかったこと、そして音楽が体に沁みわたるのを感じた。
 自分の判断でipodも置いてきたし別に欲していると自覚していた訳でも無いのに。遠野の風景と音楽が合っていたからかも知れないがとても癒された。

 他愛もない無駄な物に囲まれた生活がいかに大切か。そしてそのような物を災害に剥ぎ取られながらも仮設に入った段階で自立とみなされ公的な補助がほぼ無くなるという現実を目の当たりにした一日。


posted by HappyBivouac at 16:41| Comment(0) | 東北ボランティア遠野日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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